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流れ星 [学校]

 3年生のときに担任した子供たちが、この3月に卒業する。6年生の担任から、卒業文集の原稿依頼があった。「流れ星」というタイトルで次の一文を書いた。

 「流れ星に願い事を三回唱えると願いが叶う」という。
 右の伝説を信じるか。私は本当だと思う。流れ星が流れるのは、ほんの一瞬の出来事だ。その一瞬に自分の願い事を三回言えるためには、いつもいつも、そのことを思い続け、願い続けている必要がある。それだけ強い思いをもっていなければできないことである。そして、それだけ強い思いをもっている人の願いは叶うのである。
 強い思い、強い願い。これを「夢」という。夢を叶える第一の条件は、夢をもつことである。もってもいない夢を叶えることはできない。当たり前のことである。
 夢を叶えるには、もう一つだけ条件がある。それは、続けることである。小さな努力を重ねていくことである。「なんだ、そんなことか」と思ったかもしれない。しかし、これがなかなかに大変なことなのだ。
「小さいことを積み重ねるのが、とんでもないところへ行くただ一つの道だと思っています。」
イチローの言葉である。イチローは「ただ一つの道だ」と言っている。他に道はないのだ。夢を叶えたかったら、小さなことを積み重ねるしかないのである。
 積み重ねても積み重ねても、結果が出ないこともある。そんなとき、私は次の言葉を思い出すことにしている。
「報われない努力があるというのなら、それはまだ努力と呼べない。」
世界のホームラン王、王貞治の言葉である。あきらめたら、夢はそこで終わりなのだ。
 私は思う。才能とは、一つのことをひたすらに思い、願い、続けることのできる力である。
 あっ、流れ星!
 願い事、三回唱えられたかな。卒業おめでとう。
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